The best informational diagrams 2

ベストインフォメーショナルダイアグラム〈2〉 (Graphic Design)

ベストインフォメーショナルダイアグラム〈2〉 (Graphic Design)

ダイアグラムって言えば、
情報デザインのひとつですね。


よく言われることですが、
一昔前までは、
情報をいち早く仕入れることに価値があった。
その情報を一般消費者に配信することで、優位性を保っていた。


個人的に思い浮かぶ例では、ガリバーのビジネスモデルです。


あったかくなってくるとオープンカーが売れる。
そのオープンカー前線なるものは、当然、南から次第に北に上がってくる。
であれば、北にあるオープンカーを南で売れば、高く売れる。


ガリバーはその地域が欲する車をいち早くヒアリングし、
相場の安い地域から取り寄せている。



しかしながら、この話は、
だいぶ前の話で今はそうでもなくなっているようです。


今ではインターネットによって、
相場のズレが限りなくゼロになり、
ゼロになるスピードも飛躍的に早くなってしまったようです。


言いたかったことが、
少し後回しになってしまいましたが、


情報はその鮮度の優位性から、
いかなる切り口で伝えるか、
に優位性を求めるようになってきたわけです。


そこで、
情報デザインって言葉が出てくるわけです。


リチャード・ソウル・ワーマン氏の
アンダースタンディングUSAとか、ですよね。


この本にあった中で、
個人的にドキリとした部分がありました。


P202、
喫煙マナーに関するイラストレーションなんですが、
単に禁煙しろと言われても、
ありふれすぎて、気にも留めないですが、

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たばこを持つ手は、
子供の顔の高さだった。

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とか、
言われてしまうと、ドキリとしますよね。
コレがイラストレーションで表現されてるわけです。


有名なコピーでは、

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吸いがらを
排水溝に捨てた。
というか隠した。

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がありますよね。


この手の分野は、
情報の切り口がすばらしい
の一言に尽きます。