国家の品格

遠く忘れていた感覚を、
再び呼び覚ましてくれるような書。
ずっと、家においておきたいような、名著やと思います。

文章感から、
インターナショナルで品位のある、
非常に明快かつ論理的なおじいちゃんを想像したのだが、
時々、、

・いじめは駄目だ。大勢で一人をやっつけることは文句なしに「卑怯」である。武士道に学べ。

こんな根拠のない自信でぶっちる頑固親父風なところも、あまりに格好いいから、納得しまいました。


もう一つ、
なるほど、と思った記述がありますので、
以下に書きます。

・論理の出発点を間違えると、いくら論理的思考能力があっても、正しくない結果を導き出してしまう。最初の出発点は論理だけでは決められない。


忘れてはいけないこともたくさん書いてありました。

もののあはれ
・無常観
・日本人は何でも芸術にしてしまう。
・自然に対する感受性


この書は、
日本人として生まれた方、もしくは、日本に興味を持つ外国の方、全員に読んでいただきたいです。