グループ会社スタッフ お勧め書籍

下記3冊は、
グループ会社スタッフによるお勧め書籍です。
※週末に読む本が思いつかないときは、
彼に聞くといろいろ教えてくれるのです。


五輪書 (岩波文庫)

五輪書 (岩波文庫)

剣道の歴史において異色とされる宮本武蔵二天一流は、次のような考えから生まれている。「太刀はひろき所にてふり、脇差はせばき所にてふる事、先ず道の本意也。此一流におゐて、長きにても勝ち、短きにても勝つ」。つまり宮本武蔵の革新は、勝つという1点をただ合理的につきつめたところにあることがわかる。
宮本武蔵二天一流の奥義を記した本書は、勝つことにおいて何が理にかなうものであり、何がかなわないのかを説いている。構成は地水火風空の5巻からなり、「地之巻」では兵法や二天一流の概略を、「水之巻」では太刀筋や剣術の極意を、「火之巻」では実戦に勝つための要諦を、「風之巻」では他流派との比較を論じ、最後の「空之巻」では二天一流の到達した境地をまとめている。

圧巻は「目の玉うごかずして、両わきを見る事肝要也」などの、切り合う瞬間の動作を細かく記したところ。実戦の緊迫したシーンがここに浮かび上がってくる。また、「構はありて構はなきという利也」と言いきっているのもおもしろいところ。構えや太刀をどう振るかにとらわれず、ただ敵を切る心をもて、それが「理」だ、とするのだ。ここに宮本武蔵の真髄が見えてくる。

本書がビジネス書として読まれているのは、極限で平常心を保ち、相手を観察し、心理戦を制し、環境を利用し、先手を取る、といった奥義から多くのアイデアをくみ取ることができるからだ。(棚上 勉)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003300211/ref=ord_cart_shr/250-0073359-5110634



方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

すべての人が真理を見いだすための方法を求めて,思索を重ねたデカルト(1596-1650).「われ思う,ゆえにわれあり」は,その彼がいっさいの外的権威を否定して達した,思想の独立宣言である.本書で示される新しい哲学の根本原理と方法,自然の探求の展望などは,近代の礎を築くものとしてわたしたちの学問の基本的な枠組みをなしている.

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003361318/ref=ord_cart_shr/250-0073359-5110634



人に好かれ、仕事がうまくいき、夢がかなう! 「いい人生」を送れる人とは、生き方の王道を着実に歩める人だ。自分の生き方に絶対の自信がつき、生きることの限りない喜びが満ちてくる新渡戸流「人生論」の決定版!

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837975755/ref=ord_cart_shr/250-0073359-5110634?%5Fencoding=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5




岩波文庫の哲学コーナーはなかなか良いですよね。
学生時代は特にハードカバーだとお金が続かなかったので、
文庫本を選んで買って読んでました。