Nujabes / Metaphorical Music


Metaphorical Music

Metaphorical Music

会社のスタッフがiTunesで流していた音が気になり、
「これダレの音?」って聞いてみたところ
「ヌジャベスですよ。」との返答。


「は?」とききなおしたくなる難しい発音だが、
表記はNujabes(ヌジャベス)だそうです。


少し調べてみると、
Nujabesはヒップホップ・レーベルHydeOut Productionsの主宰者にしてトラックメイカーと書いてありましたが、
このアルバムは、ヒップホップというより、
ゆる〜いミクスチャーサウンドって印象。


ジャズの生音をサンプリングしたり、
いろいろ手数は多いのですが、
すごーく自然な感じにまとまっていて、
非常に耳障りがいいのが素敵です。



'70〜'80年代のジャズを中心にR&B、ヒップホップ、ソウルなどがサンプリングされたNujabesの作るトラックは、聴くものに懐かしい情景を思い出すことからくるような心地よい安堵感をイメージさせる。それは誰かが撮った、焦点がぼやけた8mmフィルムを観ているような感覚に近いのかもしれない。


「日常の空気の中、またもう少し尺が大きい人生の過程において宿命的にその人の内側に宿った、言葉ではあらわせない感覚を音楽で表現したレコード。その感覚を視覚的に捉えたときに僕のなかに今回やってきた感覚と同じ世界をみている(偉大な先人達にたいしてあつかましいのは重ね重ね承知の上)と思えること。」


と本人がレコードや音楽への想いを綴るように、彼の作る音楽からもそれらの感覚と同様あらゆるブラック・ミュージックへの愛情と意欲も伝わってくる。


http://collabospace.sakura.ne.jp/blog/2006/06/nujabes.html