ビートたけしのTVタックル 日本の今を考える
毎日テレビを見てると、しょうもないですが、
久々にテレビを見たら、面白いですね。
「ネットカフェ難民」って聞きなれない言葉を切り口に、
社会現象を切っていく内容でした。
ネットカフェ難民(ネットカフェなんみん)は、定住する住居を所有せず寝泊りする場としてインターネットカフェを利用する人々を指した造語。
一人暮らしのアパート等の家賃代を支払いできなくなった等の事情で、
1日2000円足らずで宿泊できるネットカフェを住まい代わりとして利用している。
その人たちの収入は主に日雇い派遣労働。
日々の労働管理をネットカフェ(インターネット)でできるからビックリものです。
コレだけ聞けば、
案外気楽だなーというイメージですが、
そもそも定住しているわけではないので、
正社員になれないわけですし、
保険にも入れない。
勤務先では正社員の人から見下され、
もしくは、そのような劣等感にさいなまれ、
果ては、将来の夢や希望を失ってしまうほどになってしまいます。
少し前に、ニートなる言葉が流行りましたが、
政治問題的には、その延長線上にあるかもしれません。
また、
ネットオークションのダフ屋行為で儲けたり、
住所不定をいいことに窃盗行為に手を染める若者も少なからずいるようです。
グーグルを特集した番組で、
アメリカの若者が、
グーグルアドセンスで儲けたお金で、
いい生活をしているのとは、エライ違いです。
少し前から、
よく「2極化」と言われていますが、
その波は、マスのレベルではなく、個々人が実感できるレベルになってきているのかもしれません。
ただ厳密には、
2つに分けるのは難しくて、
大前研一先生の言葉を借りると、
・アッパー
・アッパーミドル
・ロウアーミドル
・ロウアー
があるかと思います。
アッパーミドルが減って、ロウアーミドルやロウアーに。
いわゆるM字型になるということです。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01/26
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (67件) を見る