NHkスペシャル 高速ツアーバス 格安競争の裏で


スキー帰りの観光バスがモノレールの支柱に衝突し、前面が大破=18日、大阪府吹田市〔共同〕

http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20070218SSXKA003218022007.html


上記の事件、
勤務先のわりと近所で起こった事故なんですが、
正直、他人事のように思ってました。

しかしながら、
先日見たNHkスペシャル↓を見ると、
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070430.html
事件の裏に、
規制緩和による高速バス会社の実態が浮き彫りにされており、
もはや他人事に感じられなくなってきました。


「バス業界の規制緩和⇒バス会社増大⇒競争の自由化⇒価格競争⇒働けど儲からない⇒労働過多⇒安全性の低下⇒事故」
一概にこの図式が成り立つわけではありませんが、
ひとつの事件の裏側にコレだけの情報が隠れていることにゾッとしました。
ハインリッヒの法則ではないですが。


同時に、
仕事を発注する側は、
発注先に足して雇用の創出をしている立場ですから、
むやみやたらと値下げ交渉をしたり、圧力を掛けることは、
ビジネスマンとしてはあまりいいことではありません。


確かに、
一円でもたくさん儲けなくてはならない経済的事情からすると、
この問題も、枝葉のように解決すべきことが出てくるのかもしれません。


あるひとつの事件も、
解きほぐしていくと政治問題にまで発展することが、
番組を見ることでグサリと、イタ〜く理解できました。


ふと思いましたが、
このレベルの問題を解決する政治家という職種はすごいものがありますね。
※僕が普段扱うのは「施策」ですが、政治家の場案は「政策」。