共感をつかむプレゼンテーション―「思い」を実現する32のチェックポイント


共感をつかむプレゼンテーション: 「思い」を実現する32のチェックポイント

共感をつかむプレゼンテーション: 「思い」を実現する32のチェックポイント

仮に、
ぶっ飛んだデザインが、
社内で出来上がったとしても、


それが
クライアントの前でも同じように、
盛り上がりを見せられなければ、
たちまち「確かにいいと思うけど、飛ばしすぎだね。」と一歩ひかれてしまいます。


いわば、
双方のテンションが食い違っており、
共感が得られていない状況です。


プレゼンは、
制作会社にとって、
ものづくりの現場ではありませんが、
クライアントにとっては、
ものづくり(検討、判断)の場となります。


本書は、
そのプレゼンテーションのノウハウを詰め込んだ一冊です。


著者はコンサルタントとして有名な方で、
プレゼン能力もその辺の方とは比べ物にならないくらい確かなものです。


共感をキーワードに、
コンサルタントらしく論理的に説明してくださいます。
・右脳への合理性訴求
・左脳への感情訴求
・右脳と左脳を橋渡しする共感訴求


大前研一氏翻訳の『ハイコンセプト』でも、
右脳のこと、
総合的思考のこと、
がかかれてありましたが、
ますますエモーショナルの重要性が謳われてきています。


個人的には、
ものづくりの主体はクライアントにあるという前提で、
受託側はプロとしてそれをサポートしながら、
共に最高品質を生み出していくプロジェクト思考を乱さないことが肝だと考えています。


社内で盛り上がってガガーッと進めちゃうとクライアント側が理解不能に陥り、話が浮いてしまいます。
プレゼンは、双方を結びつける役目もあるんじゃないかと考えています。



ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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