アイデアを転がす

5/3のエントリーにて、
プレゼンにおいて共感がいかに重要か書かせていただいたのですが、


もとはといえば、
「何故ズレが生じるか」


コレを考えることも大事ですよね。


少し過程を考えてみると、
あらわになってくるかと思います。


▼過程
?先方さんにヒアリングして、ニーズを探る。
?そのニーズをきっかけに、アイデアをできるだけ出し合う。
?無数に出されたアイデアを一本の軸で結んで、ストーリーを立てる。
?作ってみる。
?調整
?先方に提案
?ディスカッション
?宿題をいただく
?修正・調整
?再度提案
?決定


▼ズレそうなところ⇒注意すべきところ
?アイデアを出し合うとき、
出されたアイデアに対する意見に意見が積み重なり、
もともとのニーズからずれて行ってないか。
?調整する際、できたものに対して考えているんじゃないか。
?宿題をこなすことに中了しすぎて「そもそも」が見えなくなっていないか。


「アイデアを転がす」って、
一見、アイデアを広げる意味において、
いい手法に思えそうですが、
基本的に「連想」なので、
「そもそもの話」つまり「テーマ」からズレていってしまう危険性をはらんでいます。


「お客さんのニーズ」に対して、
「いかに(どのようにして)」解決するか、
その方法をどれだけの数出せるかが、
つまり「発想」が、アイデア力なのかなと感じております。


もちろん一方で、
お客さんのニーズを引き出す能力や、
まったく違ったところから隠れたニーズを導き出してくるといった、
「ニーズの引き出し方」っていうノウハウも、
別次元であるかと思います。