3つの宗教「ユダヤ教、キリスト教、イスラム教」の貴重な文献を一同に集めた展覧会

イギリスの大英図書館で4月27日から約5ヶ月間に渡り、「Sacred」という非常に画期的な展示が実現することになったそうです。
Sacred: discover what we share
See the world's greatest collection of Jewish, Christian and Muslim holy books
サブタイトルでお分かりの通り、ユダヤ教キリスト教イスラム教の貴重な文献を一同に集めた展覧会です。この3つの宗教の資料が同じ場所に展示されるというのは、史上初めてのことではないでしょうか。
プレスリリースには、この展覧会の主旨についてさらに詳しい説明があります。 特に核心的な一節を以下に引用します。


Sacred sees priceless examples of the Torah, New Testament and Qur’an mounted alongside each other – not individually in separate zones. The texts will be treated thematically, exploring points in common, looking at the ways in which they have been produced, interpreted and used. By integrating material in this way, the exhibition will demonstrate how these faiths have interacted and influenced one another, and will enable visitors to learn about all three alongside each other.

ユダヤ律法(旧約聖書)、新約聖書コーランなどに関する文献を、宗教というカテゴリによって別の場所に展示するのではなく、テーマ別に分類して並列的に展示することで、それらの共通点や発展・解釈の経緯などがあらわになる。そして、3つの宗教がどのような「インタラクション」を生み出し、影響を及ぼしあってきたかが示される。というわけです。

http://blog.iaspectrum.net/2007/04/http.html

宗教は、
天災、収穫、天候、病、死、争い、などの不幸から解き放ち、
幸福へ至らしめるためのものと言えます。
宗派によりその手法は違えど、
教訓的な教えもあれば、究極的には神を信じることによる力と言えます。


神を信じる力が強いこともあり、
違う宗派が同じ聖地を奪い合うことが繰り返されることもあります。


宗教が違う、
言葉が違う、
民族が違う、


違いによって摩擦がおきるのですが、
だからといって、平坦にすればいいというわけではなく、
違いを受け入れ、双方を利用しあい、
よい摩擦を起こすことに意味があるのかもしれません。


この世の中にありて、
なお、この世の中のものとならず。


誰の言葉だったか忘れてしまったのですが、
この言葉、思い出しました。