クライアント企業のWebマスターが考えていること


興味深い記事がありました。↓
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0707/06/news006.html


我々、WEBサイトを作る側にとっては、
「WEBサイトでのおもてなし」を考えることより、
「デザインを一新し、アイデンテティを確立する」とか、
「サイト内コンバージョンを高める」とかを考える傾向にあるが、
クライアント企業のWebマスターにとっては、
「お客さんのおもてなしがキチンとできているか」が一番気になることなのでしょう。
(それをブレイクダウンしていく中でデザインやユーザビリティといった考え方が2次的に出てくる。)


担当者と気持ちを同じにして、
WEBサイトリニューアルのプロジェクトを推進しなければならない今日のアカウントは、
下記を何よりも気をつけなければいけない。


この記事は企業サイトのWEBマスターに向けた記事ではあるが、
サイト制作を請け負う企業担当者にとっても非常に参考になる記事だ。


以下は、
某石油会社のWEBマスターの言葉を抜粋させてもらったもの。

「初対面」の人には優しい、リピーターには居心地のいいサイト


そこから、信用性を高めていく

この人に聞けば教えてくれる(=このサイトに来れば分かる)というもので、
それも分かりやすいものであれば、お互い(=訪問者とサイト側)の間に信頼感が生まれる。
リピーターにとっては、安定した回答がある場所となる。
そうした関係をつくれれば、訪問者にとって『寄り道』したい、
発信者側にとっては見てもらいたいサイトとしての『下地』ができるだろう。
そのため、この部分は必ず充実させなければならない。

Webサイトは企業にとって(サーバーなどの)有形資産というだけではなく、
すでに無形資産として非常に大きな経営資源になっている。
従って、横並びではいけない。各企業の強みをそこで生かし、
経営・収益に貢献するようにしなければならない。


そもそも中堅企業では、
専任のWEBマスターを配置している会社さんさえ少ない中、
このレベルはなかなか難しいのかもしれない。


ただ、
このベクトルに向かうことは非常に重要だ、
と啓蒙していくことは、
WEB制作会社も提言すべきことなのかもしれない。