シリコンバレーは私をどう変えたか―起業の聖地での知的格闘記

少し前の本ですが、
最近この本にであいました。

梅田氏が持つシリコンバレーの印象が、
実体験的で非常に刺激的な内容でした。

めちゃくちゃ激しい競争社会なので、
みんな真剣っていうこと、
だけれども、ここの競争って言うのは、
他人をどうにかしてって言うのが一切なく、
すごい自由競争というのか、
皆わかっている感じ、
同時に、
事業に失敗しても、
一攫千金のチャンスが遠のいただけで、
またやり直せばいいや、的な楽観的な部分が、
入り混じった独特の雰囲気がいい意味で「らしい」です。
その土地の匂いみたいなものだと思います。

ただ、最近(この本を書いてはったときだから5年位前だと思います。)マイクロソフト等、ビッグな企業に買ってもらえるような会社に育て上げ、その見返りを受けることを目的とした人が増えてきていることは少々残念なことです。

けれども、
そもそもその原因はマイクロソフト等のビッグな企業がビッグを保持するための自己防衛手段だったこととか、事情は非常にややこしそうです。

ともあれ、
ネットにたずさわる方であれば、
すごくいい形で刺激を受けることが出来ると思います。