企業再生


ハンドブック企業再生

ハンドブック企業再生

先日までやってたドラマ『華麗なる一族』にでていた、
阪神特殊鋼における万俵鉄平(木村拓哉)のリーダーシップを少し客観的に見てみたかったこともあり、
『企業再生』という本を読んでみました。

ドラマでは、
鉄平が退き、代わりに管財人という形で、帝国製鉄の人が来てました。
従業員たちは、鉄平を慕っているがゆえに、鉄平が退くことに強く反対し、
ストを起こそうとしましたが、鉄平自身がそれを止めました。


「世界に誇れる鉄を作り、日本を支えていく、という阪神特殊鋼の想いは不滅だ!」
この台詞はグッとくるものがありました。


自由民権運動の主導者で知られる板垣退助が、
襲撃を受けた際に叫んだと言われている「板垣死すとも自由は死せず」という有名な言葉を彷彿とさせます。


企業再生においては、
企業の大原則である「存続と発展」を守るために、
創業者が退くという非常にドラスティックな判断も強いられるのでしょう。
※鉄平は創業者ではなく専務ですが。


本にかかれている企業再生の手順を以下にまとめてみました。

①経営体制の見直し
②経営責任・株主責任
③事業の再構築(事業の売却、撤退)
④財務の再構築(資産売却、債務免除、債務の株式化、など)
⑤資本の増強(増資、減資、など)


また、
経営責任の取り方もかかれてありました。
①退陣
②退職金返上、報酬減額
③資材提供

非常にドラスティックですね。